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『その族の名は「家族」』@青山円形劇場(作・演出 岩井秀人)

またいい芝居を見せてもらった。
家族の痛い痛いところを本当にリアルに表現していた。
すごく、わかるのだ。
ああいう感じ。
すごい暴力などはないとしても、
うちの家族・親類にも、ああいうことが容易に想像出来る。
家族のああいう変な、いや~な感じって本当に味わっていないと出せないよなぁ。
きっと岩井さんはそういう場面に合っていたんだろうなぁ、
と芝居を見ながら思っていた。
家に帰ってチラシをよく見たら、やはりそのようだった。

書かずにはいられなかったのだろうと勝手に推測する。
私もかつて「いつか書いてやる」と思うようなことがあったから。

この芝居の、ユースケ・サンタマリア扮する母が
この家族を取り巻く空気の唯一の救いに見えた。
明るく、おもしろく、優しく振る舞うそんな母がいてくれたら、
それは本当に大きな救いだ。
母の立場から見てみたら、つらいどころの話ではなく、
救いであるなど、それはきっと子ども目線での勝手な願いであって、
都合のいい心情なのかもしれない。
でも、やはりそんな母がいるからこそ、みんな集まれたのだ。

感情とそれぞれの思考と物事のとらえ方が
ひとつも交わることなく、わずかでも解決の道につくことはない。
そのもどかしさと「もうこんなところにはいたくない」という逃避の心と
でも、絶対的に離れられないという束縛感。
みんな心地よくないのに一緒にいなくてはならない理由はなに?
「家族」だから?
・・・


役者の演じる感情が直接的に、すごくすごく伝わってきて、涙腺を刺激する。
舞台も近かったからなおさらだ。
自分に迫られているかのよう。
でも、そんな中にもささやかな笑いも施してくれる。
セリフと演技の妙。
狙っているのか否か、
とっても真剣なシーンなのに可笑しく見えてしまったり。
それは役者個人の特性かな。
繰返す構成。見せ方がおもしろいなぁ。

ユースケ氏はその存在だけでおもしろい空気を生んでいた。。
そいうのって演じる上で邪魔にならないのかな?と思ったりもしたけど、
むしろそれがよかったのだな。
だから、彼が選ばれたのだ。
研さんのおばあちゃんは、かわいかった。

http://hi-bye.net/kazoku/top.html


あぁ、演劇ってすごい。

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Category : かんげき
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